こんにちは、VALORANT観戦部です。今回はVALORANT Challengers Japan 通称VCJについて解説していきます。
2024年現在、VCJにはFENNELやムラッシュゲーミング、Riddleなど国内で人気のあるチームが多数出場しています。是非この記事でこれらのチームが参加している大会の仕組みを理解していきましょう!
VCTやアセンションなど競技シーン全体のシステムを知りたい方は以下の記事をチェック
VCJの大会スケジュール
VCJは大きく分けて、2つの大会に分かれています。「Split1」と「Split2」です。Split1は2024年2月3日から3月31日まで、Split2は2024年5月20日から7月28日までの期間で行われます。
VCJの大会システム
Open Qualifier
Split1メインステージに参加するための予選として、Premierの最上位ディビジョン「コンテンダー」などから最大64チームがエントリーし、8グループに分かれてBO3で戦います。
トーナメントはダブルエリミネーション形式で、グループ内で1位となったチームのみがMain Stage(Split1)への出場権を獲得します。
2024年のOpen Qualifierでは「MRG対Riddle」や「CGZ対IGZIST」「REJECT対FAV」など国内強豪チームが戦ったにも関わらず、配信はありませんでした。作戦などの問題もあるでしょうが、決勝だけでも配信があるとアツいですね!
Main Stage (Split1)
Main Stageでは、予選を突破した8チームが総当たり形式のリーグを行います。全試合BO3で、VCJの公式からYoutube、Twichなどで配信されます。また様々なストリーマーがウォッチパーティーを開催するためそちらも見ると面白いでしょう。
このうち、上位6チームがプレイオフへの進出を決めます。このうち、上位2チームはアッパーブラケットとして、3位から6位までの4チームはローワーブラケットとしてプレイオフに参加します。
Playoff (Split1)
プレイオフはオンラインとオフラインの両方が行われ、まずオンラインから行われます。
オンラインでは、ローワーブラケットの4チームはBO3でシングルエリミネーションのトーナメントを行います。ここで勝ち残った1チームがプレーオフの準決勝へと進出します。
アッパーブラケット2チームではBO3を1試合行います。アッパーブラケットの試合に勝ったチームはプレイオフ決勝へと進出し、負けたチームは準決勝へと進みます。
プレイオフの準決勝と決勝はBO5で2日間に分けて、オフラインで行われます。2024年は名古屋・ポートメッセなごやにて3月30日・31日で行われました。
Advance Stage
Advance StageはSplit2への予選となっています。Open Qualifierとは異なった形式の予選で、Split1のメインステージにて上位4チームは予選は免除され、Split2のメインステージに進出できます。
次に、Split1期間中のPremierにて上位16位に入ったチームから2グループのダブルエリミネーション形式トーナメントが行われ、各グループ優勝の計2チームが決定します。
この2チームとSplit1のメインステージ5位~8位の計6チームで2グループのダブルエリミネーション形式トーナメントが行われます。このトーナメントで各グループの優勝・準優勝4チームがメインステージに進出します
Main Stage (Split2)
ここからは、Split1と同じ形式になります。BO3の総当たりリーグ戦が行われ、上位2チームがプレーオフのアッパーブラケットに、3位から6位までがローワーブラケットに進出します。
ただし、Split2では上位大会であるVCTアセンションへの参加権利がかかっているためSplit1以上に重要な戦いとなります。2024年はSplit1王者FENNELが前半戦でつまずいたり、Premierから勝ち上がったRIDDLEが好成績を残していたりと非常に盛り上がっています!
Playoff (Split2)
プレーオフもSplit1と同様にアッパーブラケット1試合とローワーブラケットがオンラインで行われ、準決勝と決勝がオフラインで行われる予定です。
このSplit2で優勝したチームは、ZETAやDFMが参加しているVCT Pacificリーグに参加するための、パシフィック地域予選「VCT Ascension Pacific」に出場できます。VCJに参加しているチームは、この大会の出場、さらには優勝を目指していると言っても過言ではないでしょう。
2024年のオフラインは7月27日28日に東京都の有明GYM-EX(有明ジメックス)に決定しました。昨年はSplit1出場を逃したJadeiteが準優勝に輝くなどアツい戦いが行われました。
今年はストリーマーがオーナーのムラッシュゲーミングやRIDDLEなどが参加したことにより、プレーオフに進出すると盛り上がること間違いなしでしょう!
まとめ
ここまで2024年のVCJの大会形式や仕組みについて解説してきました。簡単にそれぞれを説明すると
「Split1」→Split2の出場枠・予選でのシード / 「Split2」→アセンションへの出場権
予選などは複雑ですが、まずは自分が応援するチームがどの部分にいて、順位や立ち位置を理解するとよりVALORANT観戦が楽しくなるかもしれませんね!
今年は様々な強豪チームが出場し、VCJも盛り上がりを見せています。またVCJでNORTHEPTIONに所属していたMeteor選手がGen.Gに移籍し世界大会で優勝したり、もともとSengokuGaming所属のSomething選手が強豪PRXで活躍したりとVCJから世界の舞台へと羽ばたく選手も少なくありません。
ぜひチームだけでなく個人の活躍にも注目していきましょう!